第1話:メインプレイ:ミドル8-1

GM:次のミドル。廃ビルの探索シーンですね。

 シーンプレイヤーはロジカ。全員の登場を推奨します。


ロジカ:シーンイン! (ころころ)5点上昇、84%!

守矢:シーンイン! (ころころ)5点上昇、68%!

真白:シーンイン! (ころころ)8点上昇、95%!

クラウ:シーンイン! (ころころ)3点上昇、71%!

ロボ子:シーンイン! (ころころ)8点上昇、76%!

真白:待って……待って……っ!(笑)

GM:真白……どうしてこうなったぁぁぁ……(頭抱え)


GM:さて、君たちは目暮警部の指揮の下、Dr.マギウスが潜伏していると想われる廃ビルへやって来ました。

 早速、目当ての廃ビルの探索を行なっていきましょう。いくつかの判定をクリアしていってもらいます。

 まずはこちらから。




◆判定「廃ビルの探索(1):廃ビルへの潜入」

 <感覚> 6




ロジカ:私が行こう。(ころころ)達成値9、ふっ……。

 イタリア政府エージェントの言を裏付ける、圧倒的華麗な潜入テクニック――。

「いたっ! 尻もちついた!」

 華麗な潜入テクニック!


真白:華麗ってなんだっけ(笑)

守矢:カレイダナー。


GM:成功ですね。では続いてこちらの判定を。




◆判定「廃ビルの探索(2):障害物を避けて進む」

 <肉体> 7




ロボ子:僕の出番、だね。(ころころ)達成値7、成功だよ。


GM:判定に成功したロボ子は、廃ビルに散乱する障害物を上手く回避・排除することに成功します。


ロボ子:ギア・アップのビットパーツで、邪魔な障害物を運んでどけたりするよ。


GM:次はこちらの判定です。失敗すると難易度の高い攻略ルートに分岐するので、ご注意下さい。




◆判定「廃ビルの探索(3):トラップの探知」

 <知覚> 8、<精神> 7




真白:は~い、私行きます! (ころころ)達成値17! 成功です!


GM:素晴らしい。


真白:「……皆さん、止まって下さい。トラップです。迂回ルートを検索します」


GM:では判定に成功した真白は、随所に仕掛けられた警報トラップに気づき、それを回避することに成功しました。

 では次に行きましょう。

 廃ビルの上層部を目指す君たちの前に、1つの影が姿を現します。


ビースト(GM):「フシャァァァ……!」


GM:それは昨夜、路地裏で君たちを襲った獣の怪人に酷似していた。異なる点と言えば、困り眉の毛並みが見受けられないことくらいですね。ブン太ではない別個体だと判断できるでしょう。


クラウ:「む? あやつは……別個体か?」

ロジカ:「ん? ブン太……じゃないな」

ロボ子:「みたいだね」

守矢:「実験体を増やしているということだろう。これは非常にまずい」

真白:「際限なく増やせるとしたら……かなりヤバいですね」


GM:おそらく廃ビル内の見回り役なのでしょう。怪人はPCたちに気づくと、牙と爪をむき出して威嚇してくる。

 ここで、簡易的な戦闘処理に入ります。PCにはラウンド進行で行動値順に攻撃を行ない、敵のHPを削っていただきます。

 PC全員の攻撃が一巡しても敵のHPが残っていた場合、PC全員に2Dのダメージ(ガード装甲有効・カバーリング可)が入るのでご注意ください。

 簡易処理ですので、エンゲージの有無や敵のリアクションなどは考えなくてOKです。


ロジカ:「行くぞフィリップ! サポート準備!」

フィリップ(GM):「了解したとも」


GM:ではラウンド進行。まずはセットアップ!


クラウ:コンボ「ドムス・アウレア」を宣言!


GM:次、行動値13でロジカの手番!


ロジカ:メジャーでコンボ「Gli arredi festivi giù cadano infranti(祭祀の聖具よ、壊れて落ちろ)」。

 命中判定は(ころころ)達成値47だ。

 そしてダメージが(ころころ)39点!

 廃ビルに突っ込んできた戦車に飛び乗り、即座に機関銃を連射する。

「邪魔だー!」


GM:次、行動値9の守矢か真白!


守矢:侵食率の低い私から行こう。

 メジャーでコンボ「雷撃射撃(Blitz)」。

 命中達成値は(ころころ)29。

 ダメージは(ころころ)45点! 出目が走ったネ。

「あいにく猫じゃらしは持っていないのでね、代わりにこれで我慢してくれたまえ」

 ズドンと一発。


GM:あ、HPが尽きた。


ロボ子:うっそだろお前(笑)

クラウ:あら。

GM:すまないクラウ。セットアップの侵食率、上げ損になっちゃったね……。

クラウ:いいんだ……。


GM:見回り役の怪人は倒れ、その身体から何かが排出される……と同時、怪人の身体が震え、縮み始める。

 数秒後。怪人が倒れていた場所には、怪人へと変身していた猫がぐったりと横たわっていた。

 そしてその傍らには、怪人から排出されたUSBメモリ風のガジェットが転がり――カシャン、と音を立てて、それは砕け散った。


守矢:「……今の見たかね」

クラウ:「……今、この猫から何か出てきたな。その後、元の姿に戻った」

真白:「……え、ええ。まさかロジカさんの話、本当だったんですか……?」

ロジカ:「――先日に言った“道具”だよ。どうかな? これで私の言葉が信用に値するものとご理解いただけたと思うが」

(あ、今の私かっこいい……)

フィリップ(GM):(私かっこいい……とか思ってるんだろうな、ロジカ)

ロボ子:「戻った……戻った。間に合う、まだ間に合うよ、皆!」

クラウ:「うむ。これならブン太とやらも、まだ間に合うやもしれぬ」


GM:と、ここで目暮警部から通信が入ります。


目暮警部(GM):「戦闘音が聞こえてきたが、大丈夫かね! 何があった!?」

守矢:「Dr.マギウスの実験体と思われる怪人と戦闘がありましてね。例の“道具”の話、事実でしたヨ」

真白:「実験体を無力化したところ、元の猫へと戻りました……」

目暮警部(GM):「なんと……わかった。詳しい話は後で聞く。今の戦闘音、おそらく敵にも聞かれているだろう。急ぎ、奥に突入してくれたまえ!」

守矢:「了解した」

真白:「了解です!」

ロボ子:「前進! 前進!」

クラウ:「うむ、前進あるのみだ!」

ロジカ:「では、行くとしようか」

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