短編小説「マナーモードな男」
ボルさん
第1話・・・サイレントな男
彼の携帯電話はいつもマナーモードである。
まだスマホがない時代、携帯を買い、マナーモードに設定してからというもの一度も解除したことがない。
極度の面倒臭がり屋だからなのか?
あるいはマナーを重んじ、人に迷惑をかけたくないからなのか?
実際、彼は神経質でサイレントな男である。
そんな男の物語である。
つづく
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