詩作
浮かんでは消えていく感情の欠片
常にそばにあるけれど
一時として同じことはない
漂うそれに手を伸ばし
掴みかけては離れていく
詩を作るとは
そういうこと
遠い遠い感情を
言いようのない情感を
辿って追いかけて手を伸ばして
やっと掴んだそれらを
丁寧に編んでいく
詩を作るとは
そういうこと
きっと誰にでもできるけど
きっと誰にでもできるわけではない
そんな素敵な行為
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