性格特性に見られる得意ジャンル

 ユングは著書タイプ論にて、人間のパーソナリティには内向と外向に分かれさらに、直感、感覚、思考、感情の4つの思考タイプに分類されると説いた。

 これはさらに細分化され、内向的直観、内向的感覚、内向的思考、内向的感情。外向的直観、外向的感覚、外向的思考、外向的感情の8つに別けた。

 米などではこれに知覚、判断を加えたMBTIという16タイプに人を分類するパーソナリティ診断がある。

 知覚、判断とは人間がどのように物事を決定するかを決める要因だ。知覚が優勢な人間はその場の判断で物事を決めることに長け、判断が優勢な人間は計画をたてることに優れている。

 プロットのところで話したプロットで書くかそうでないかの違いは、この性格の違いから来ているらしい。

 また内向型の人間は自分の内側に興味がある人間。外向性の人間はその名の通り自分の外側の世界に興味を示す人間と言える。

 たぶん、タイプAの人は内向的な性格が強く、タイプBの人は外向的な性格が強いと思われる。

 最近、面白いことを考えている。このユングのタイプ論の4つの思考、どこが優勢化によって、その人の得意ジャンルが分かれてくるかもしれないということだ。

 物事を的確に捉えることが得意な感性優位の人は人気のジャンルを研究して書くのが得意。逆に奇抜な発想を得意とする直観は、ファンタジーやSFが得意。論理で物事を捉える思考は推理ものなど、構成そのものに力点を置くジャンルが得意。感情を上手くコントロールすることが出来る感情優勢の人は、人の心を揺さぶるお笑いや、ヒューマンドラマを得意とするんじゃないだろうか。

 ここに外向と内向、さらに判断か知覚が入ってくるからたぶんきちんと調べれば、そのパーソナリティに得意なジャンルがもっと細分化されるかもしれない。

 ただ、めんどくさいしMBTI自体最近知ったので今のところはこれ以上考察を進めることができない。

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