慎重すぎる主人公の願いと結果が見事にコミットしてました！
巧みな言葉遊びが面白かったです。戸籍がほしい、というのもリアルで好印象でした。

拝読しました。
話の展開やテンポ感が良く読みやすかったです。

描写やキャラの息遣いに対して力が入ったせいか、雨が降っているのもありますが、時間帯がいつなのか、主人公の年齢、そもそも社会人なのか、などの情報が後から出てくるので、それまでは、読者の想像に任せてしまっているように感じました。私は先入観で、主人公が途中、ノルマや壺を〜あたりまで、学生だと思っていたので……。
その部分が気になったところです。

「悪魔の契約」に対する「報酬」と「対価」という難しいテーマを、話の中で綺麗にまとめて展開されているのはすごいと思いました。

2人の会話の応酬や、その中で変化していく悪魔の様子も素敵でした。

　「一般的には茶色い紙を貰ってきたこと。そして、今のところ緑色の紙を書くつもりはないこと。」
　作者様は両方の用紙にお世話になった事が有るという事でしょうか。

美しいというよりコミカルな、会話の応酬がテンポよく交わされていました。
戸籍など、現実的な要素を挙げる点も面白いです。

おわた……(;^ω^)