妖精の好みは

旧市街

富裕層やお金が新市街へ流れて、貧困層が残された旧市街は行政から見捨てられた地区に成った。

富裕層が暮らし多額のお金が動く新市街と異なり規制が緩い旧市街は綺麗な場所で暮らせない者が集まる場所に成った。

獣人を使った商売や夜の仕事が多くて夜は賑やかだが昼間は静まり返っている。

新市街に富裕層が旧市街へ抱く印象は、貧乏人やホームレスか悪人が住んでいるごみ溜め（誇張）。

妖精と暮らせて暮らしたい者は新市街へ行くが、妖精と暮らせない暮らしたくない者は旧市街へ行く。

旧市街は、妖精と暮らしにくい環境と言われる程、環境が整っていない。

妖精を学べる学校は無く、妖精用品を販売する店は無く、少ない妖精は人から距離を置き、当たり前に獣人が居る環境、から妖精を飼おうと思う者が現れると思い難い。

新市街には、学校は有るし、妖精用品の専門店も有るし、獣人は居ないし、妖精は沢山いて人に慣れて接しやすい、から妖精を好む人が集まり妖精産業は発展し続ける。

天才が計画した　妖精町（フェアリータウン）（新市街）　が完成した後に旧市街が今の旧市街になった。