第33話 紫煙
湯上りのロープに包まれた
ほんの少し見え隠れする
君の胸が
俺は抱かずにいられない
俺の吐いた
君の
長い髪をかきあげると
細いうなじがあらわれる
この世のものとは思えない
今まで何人の男が
君をさらって行ったのだろう
形のよい唇が
俺の耳元でそっと
一糸まとわぬ生まれたままの姿で
俺の心を見透かしたように
今夜も
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます