第21話 男のロマン

湯気の立ちこめる浴室で

俺の耳たぶに

熱い吐息を吹きかける彼女


長く伸びた片方の足を

浴槽の淵にそっとかける


彼女のうっとりする大きな瞳

吸い込まれそうな唇

まるで天使だ


ふくよかな胸の曲線

形のよい腰の丸み

すべて俺ひとりのもの


熱くなった彼女の舌が

ゆっくりゆっくり

俺をなめ尽くす


天にも昇る心地よさ

夢の中なのか


全てを失おうと

この甘い香りに包まれて

このまま彼女の中で けてしまったら 


最高だ

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