第13話 単身赴任
二階の部屋の
灯りがともっている
夫に逢う約束は明日だけれど
胸騒ぎに誘われて
一日早く来た夫の住む都会の下町
明日には逢える
あなたと逢える
明日まで待とう
幸せに浸ったその瞬間
通りの向こうから夫の声がした
逢う約束は明日じゃないのか
初めて聞く夫の冷たい声
今までの幸せが
瞬く間に不安に変わった
あなたの部屋には誰かいるの?
私の知らない女性が待っているの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます