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目次
異変
ありゃ、おかしいぞ。
そうだね、なんか変だ。
おい、どうしたんだ？
いやあ、何かがおかしいんだ。
何かって、何さ。
うーん、わからない。
いくら考えたってわからない。
くんくん
においじゃないな。
じろじろ
変なところはないな。
しーん
なにも、きこえないぞ？
なんか、歯がゆいな。
気持ち悪いね。
そうだね。
ここには僕らしかいないのに。
ここは、ぼくしかいないのに。
さみしいな
ひとりじゃ、さみしいな。
ここはどこなの？
ここはまっくらだね。
あかりが、ほしいなあ。
「光あれ」
見てください、あれが自分のことを世界を作った神だと思っている患者です。
麻薬は、人をこうも変えてしまうのです。
みなさんも、気を付けましょうね。
神は、この世を作りたもうた。
それは、いまからそう遠くない昔である。
ぴひょろぴひょろぴいひょろぴい
おれは笛吹さ。
楽しい笛吹きなのさ。
ぴいぴいぴいぴいぴいひょろぴい
ねえ、君は、神様を信じるかい？
ぼくはしんじてるよ。
だってぼく、神様だもん。
ぴいひょろぴいひょろぴひょろぴい
ぼくは楽しい神様さ
麻薬は人を変えるのさ。
ぴひょろぴいひょろぴいひょろぴい
なにか、おかしくないかい？
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