第5話 恋文

 おばあさんの遺品を整理していたらラブレターが出てきた。

 いや恋文という方がしっくりくるか?

 ずっと想われていて、おじいさんも幸せ者だ。

 でも差出人は知らない名前だった。

 ああ、なるほど、そういうところは私はおばあさんに似たんだ。

 この恋文は誰にも内緒で処分しよう。

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