第17話

次の日、いつものように自動車学校について、真っ先に悠真を探した。



楓は今日は午後からだって言ってたな。





「悠真っ!!」



「お!翼!って、どした?

なんつー顔してんだ(笑)」




悠真には楓のこと好きなんだろって言われたけど、

本当にまさかそんなはずないと思ってた。




だって、何歳から知り合いなんだよ、むしろ0歳からだろ?(笑)




しかも今まで、俺は自分から先に人を好きになるってことがなかった。


好きになってもらって、告白されたらだんだん好きになっていくってことしか経験がなかった。




「あの、さ、あのー、、、。」



誰かに好きな人ができた、なんて打ち明けるのさえもはじめてだ。



「ん?どした?大丈夫か?」



「うん、前に、悠真、俺が楓のことめちゃくちゃ好きなんだなって言ってきたことあったよな?」



「ん?うん。」



「そんなわけないって思ってたんだけど、

たぶん、、、いや、もうすげー好きだわ。」



「え、、、え!?

お前まじで気づいてなかったのか!?(笑)」



「え?え、うん。昨日気づいた(笑)」



「うそだろ!(笑)

お前隠してんのかと思ってたわ!(笑)

あー俺にもまだ言ってくんねーんだなぁって。」



「や、悠真には言うだろ!!

むしろいま1番に悠真に言いにきた。」



「なんだよ〜安心したわ(笑)

え、てか昨日って、俺2人に久しぶりに会った日から思ってたけど?(笑)」




「えぇ!!そうなのか!?」




え、もしかしてまわりのみんなもそう思ってるのか!?




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