せっかく悪役令嬢に転生したんだから、楽しまなくっちゃ

3.反省…（０歳）

うわぁ、恥ずかしい…

年甲斐もなく泣きまくってしまった…

って言っても見た目年齢0歳なんだけどさ、

これが当たり前なんだけどさ、

ちょっと精神的に来るものがあるよね…

とりあえず、昨日わかったこと。

シルヴィアのお母さんはマリリン。

お父さんはバーナード。

そして、ホイッスラー家は代々続く公爵家。

つまり、私は公爵令嬢！！

ちなみに、ここはジェフロア王国。

結構大きな王国です！

他にもお兄ちゃんがいるらしい…

子どもには興味はないって言ってどっか行っちゃったみたいだけど…

でもね、知ってるんだ。

そんなこと言って、昨日こっそり部屋を覗いてたの。どこの変態かと思った。

ちなみに私の侍女のロレリーヌも知ってるよ。

リーヌ(ロレリーヌ)はなんかすごい人っぽい…ものすごい大人っぽくて大人の女性って感じ。すらっとしたモデル体型っていうのかな…パンツスーツが似合うできる大人って感じの美人。おめめパッチリの金髪美女なの！でも、昨日忍び込んでた不審者を手刀で倒してました。公爵家に入るくらいだからそこそこの腕前あったはずなのに…でも、短刀所持してたっていうんで、怖いよね…すぐに倒されてご愁傷さまでしたって感じです。はい。

リーヌは怒らせない方がいいと思います。

あ、私がなぜ知っているのか？公爵家の情報網がガバガバな訳ではなくて、ただ単に、昨日私の周りにいたキラキラもとい妖精さんが教えてくれた。なんか、その中に風の妖精がいたらしく全部伝えに来てくれたの。

なんでも、その不審者私を狙っていたみたい。聞いた時背筋がゾワッてした…

なんか、その人に妖精さんが色々してたみたいなんだけど、ちょっと聞かなかったフリすることにします…私の周りには怒らせると怖い人がいっぱいいるみたいですね…

でも、私のためを思って怒ってくれていると考えると少し来るものがあるなー…

ちなみに今の私はベットの中で風の妖精さんとおしゃべりしてる。なんでも、お兄ちゃんのリュファスがシルヴィーを守るんだ！！と剣の稽古を一生懸命してるらしいのです。

リューは誇らしいお兄ちゃんです！

振りすぎて剣飛ばしたことは内緒にしとくね…顔真っ赤にして周りに誰もいないか確認してたのも…