第6話 誘惑
わけが分からないまま、アリスはリアンについて行くしかありませんでした。
「ふふふ……リアン、久しぶりだねぇ。その可愛い子は誰だい? 」
怪しい笑いを浮かべた、しましまの耳と尻尾の青年が木の上で魅惑的に寝そべっていました。
正確には少年とも青年とも言い難い容姿。
「猫か……『アリス』ですよ」
「……分かっているさ。お嬢さん、本当に彼について行っていいのかい? サガシモノは自分で見付けなきゃじゃない? 」
意味深な言葉を残し、消えてしまいました。
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