123-4.米粉クッキー②とお礼の品
*・*・*
さらに数分経ってから出来た米粉のチョコとナッツのクッキーが出来上がった。
火の微調整はしなかったが、天板の前後を入れ替えたことで焼きムラがなく綺麗な薄茶色に焼き上がり。
焼き立てを食べたいのを我慢して、全部の天板を焼き上げてから試食することになった。
【PTを付与します。
『米粉でチョコクッキー』
・製造50人前=5000PT
・食事1個=100PT
→合計5100PT獲得
レシピ集にデータ化されました!
次のレベルまであと276580PT
】
米粉のサクサク感に加えて、まだ冷め切っていないからか少しトロッと出てくるチョコが堪んない!
ナッツも香ばしいし、生地とチョコと相性抜群!
生地作りを頑張れば、そこまで難しいお菓子じゃないから子供達でも作れるだろうし。
「「美味しい!!」」
『でふぅ〜、でふぅ!』
『うっま!? マスターのホットケーキと同じ粉なのに、めちゃくちゃうま!?』
と、レイ君がベタ褒めついでにたくさん食べようとしてたので、ロティのハグ攻撃で止めさせてカッチンコチンにさせましたとも。
「ふむ。粉の違い以外は基本中の基本。これは、子供達も違和感を持たずに作れるだろうね?」
「はい。パンケーキや蒸しパンなどよりは、材料の用意も少ないと思います」
「うんうん。とりあえず、皆のおやつには物足りないかもだし……チャロナちゃん、マックス様が昨日お作りになられたホットケーキは難しいかな?」
「大丈夫です! けど、配合も味も少し変わりますが」
「ははは。作り手によって違うのは熟知してるとも。それは君に教わったからね?」
「わかりました」
けど、昨日
日本人でもホットケーキを朝から食べちゃう人はいるのは聞いてはいたけど。
あんなにももちもちふわふわに出来るだろうか?
とりあえず、私が思い出せる限りの知識を絞っていたのだが。
『ご主人様ぁ〜? だいじょーぶでふ?』
レイ君へのハグ攻撃を終わらせたロティにも心配されるくらい、難しい顔になってたようだ。
「ごめん。パンならすんなり出てくるけど……他の料理ってなかなか」
『ロティのレベりゅが、次になったら出来ることがありゅでふ!』
「なーに?」
『ご主人様の記憶の中から、ほちーレシピを取り出すんでふ!
「えくす……?」
『ちゅーしゅつでふ!』
「おお!」
それは出来たら非常にありがたい。
そのレシピ自体は、以前制作した私だけのレシピ帳に刻まれてページに変換されるのだそうだ。
それだったら、シェトラスさん達にも見てもらえるだろうし。
あと30万くらいPTはあるが。順調に行けば、定例会前後でレベルアップ出来るだろう。
が、せっかく悠花さんへのお礼も出来るんなら、おうちカレーを今日の夕飯に作ってあげようかな?
実は、最初に悠花さんと会った時にエイマーさんが受け取ったらしい
保存の魔法で、まだ冷蔵庫の中にあるのを思い出したからだ。
シェトラスさん達に話せば、すぐに頷いてくれました。
「いいね? カレー鍋以降、カレーはしばらく食べていないし」
「おうちカレーと言うのはいったいどんなのだい?」
「ドライカレーやカレーパンとは違って、お野菜やお肉がごろっとした形で入っているカレーなんです。文字通り、家庭によって味わいが変ってきますね?」
「ほう、興味深い」
「マックスもきっと喜ぶと思うよ!」
「はい! とりあえず、今はホットケーキですね?」
米粉はクッキーに使ったので、私の場合は普通の小麦粉にベーキングパウダーを使用するので作ってみた。
砂糖は多めで、ふわふわに焼けたそのホットケーキは。
食べてもらった悠花さんに強烈なハグをお見舞いされるくらいに喜んでもらえました。
そして、レイ君なんですが。
ロティに強烈にハグをお見舞いされたのでお夕飯に作りになるまで、全然回復出来なかったのです。
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