しあわせ

たとえばまったくおなじ体験をした人がいたとして


ある誰かは自分の不幸を嘆き悲しみ続け

不幸の中のさらなる「不幸」に目を向ける


ある誰かは時間がかかっても不幸を消化して

不幸の中の小さな「しあわせ」に目を向ける


きっとね……


しあわせはいつだって自分の中にある


憎しみ

怒り

嫉妬


いいんだよ


誰にだってあるよ

人間だから


辛い

苦しい

悲しい


嫌わないで


そっぽむいたら

牙を向くよ


人に嫌われたら悲しい

でも自分に嫌われたらもっと悲しい


悲しみは怒りとなり

怒りは自己嫌悪となり


自らに足枷をはめて

自由を奪う


たとえどんなに

愛情に包まれていても


気づけない

信じられない


嫌う自分が邪魔をする


人に褒められたら嬉しい

でも自分に褒められたらもっと嬉しい


喜びはしあわせを呼び

しあわせは愛情となり


自他を赦し

過去を洗い流す


幸も不幸も

成功も失敗も


何をどう捉えるか

どこに目を向けるか


いつだって


最後に決めるのは

自分自身


悲しみに暮れてもいい

疲れたら休んでいい


自分の中に生まれた

感情を否定しないでね


今生きてる自分を

褒めてあげて


そうすればほら


いつしか自分を苦しめていた感情も

未来に進むパワーに変わるから


しあわせ照らす

道しるべになるから

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