嫉妬と自由
いくつかの都合のいい言葉だけが耳に入ってくるから、それを信じることにした。大多数が妬んでいようとも、私を許してくれる言葉だけが真実。思えば感情は自由であるべきだったんだ。まだ、先は見えない。未来が見えないのは私の自由。
私の人生を、私が愛おしいと思える言葉は、いつも慰めだけだった。
点々と血痕があった。そこにあるだけだった。それは足跡と呼ばれていて、私は、傷まみれだった。痛みは感じなかった。君も、そうだろう。勝手な決めつけ。それも私の自由。自由という言葉に甘えて、今日も布団から抜け出せない。心臓が動くことは、誰に求められなくて、止めるのは、私の身体だった。
自由。
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