詩集「一人ぼっちの交差点」
鳥本 一芯
嘘つきはジャンキーの始まり
嘘をつくと人とは嘘をつかずにはいられなくなる。
理由は至極簡単で楽だからなのだ。
物事が丸く収まり、建前の嘘は人から嫌悪されることを阻止し、社会人になれば誰しも一度は嘘をつく。
ただし自分の心についた嘘 は自身を蝕む。
嘘をつけばつくほど自分がわからなくなる。好きなこと、嫌いなこと。
そして最後には何もない人間になって訳もわからず死んでいく。
嘘とは心の麻薬なのだ。
嘘つきは麻薬中毒者の始り。
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