第66話 ジェリーだ

 パトカーのサイレンの音が徐々に大きくなってきた。


 理科準備室で九頭くずが死んだと言う事は、すぐ校内に知れ渡ったようだ。


 不意に、天井から高らかな少女の笑い声が響いた。


《ホォ~ッホホホホォ……》


「え……!?」

 一同が、声の聴こえる天井を見上げた。

 間違いないこの笑い声は、魔女ッ 『ジェリー』だ。

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