第50話

「いやいや、無断って……ですねェ~…

 性転換するのに、いちいち学校の許可がいるのですか……!?」

 そんな校則があるのだろうか。


「いや、それにしてもハロウィンなのか! 何だ! そのコスプレは!!」

 担任の武藤は眉をひそめた。


「仕方ないでしょ! どう頑張っても、脱げないンですから……」

 ボクだって、こんな恥ずかしい格好で学校へ来たくはなかった。

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