　担任の武藤吐夢はボクに気づく事無く出欠を取り始めた。

　ボクは、出席番号一番だ。

　当然、最初に呼ばれた。

「相葉嵐（ラン）❗❗」

「はい…☺✨✨」

　良く通るアニメ声だ。もちろん女子のような……

「え……！？」クラスじゅうの視線が、ボクに集まった。

「……」一瞬の間が出来た。

『ゴッホン……』

　先生は咳払いをひとつし、

「えェ～…、相葉……嵐（ラン）！！」

　もう一度、名前を呼んだ。

「はい…😅💦💦💦」

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