第34話

「そうです……」

 ボクも笑顔で頷いた。

「もし千曲ちくまさんが犯人なら、『496』なんて、メッセージを残しておくワケがないンです…!!」

《何でよォ~……!?》

 不満そうにジェリーが口を尖らせた。


「なるほど……」

 リオは腕を組み頷いた。

「携帯の番号を残しておくワケがない…ッ、て言うのね……」


「はい、そうです!!

 しかも今時、電話番号なんて、覚える必要はありませんしね……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る