第20話 容疑者
「え…、いや、それは……」
また汗を拭った。どう見ても怪しい素振りだ。
「どうか、されましたか!?」
リオも
「どうしても、見せなきゃ、ダメなのか……」
「いえ、別に…、これは任意の取り調べですので、断っても結構ですが……」
《フフ…、どうせ、携帯の番号なんか、すぐにバレるのよ!!》
確かに、ジェリーの言う通りだ。隠せば、よけい怪しいだけだ。
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