第15話 メッセージは、『496』

「ダイイングメッセージは……

 『496』よ!!」

 リオが発表した。被害者が血文字で残した『496』と言うメッセージだ。


「え…! 『496』……

 何だそれ…、携帯の番号か、何かかな……!?」

 結局、ダイイングメッセージの謎は解らないまま捜査は続行された。


「容疑者は、もう確保してあるの!!」

 美し過ぎる女性刑事 リオの言う通り、リビングにはズラリと容疑者が並んでいた。


 まず、ジョーカーこと、馬場翔平だ。

 彼は、第一発見者で警察から逃げようとした。

 

 彼の言い分は、こうだ。


「俺じゃねぇーよ!

 俺が、来た時は誰かに殺されてたンだ…!!」

 自称探偵と言うが、とにかく怪しい男だ。

 レイプしようとして、殺害したとも考えられる。

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