第13話 ジョーカー

「あ……、オレは、ジョーカーだ!!」

「はァ~、ジョーカー……?」

 全員、顔を見合わせた。

「何、それ…、ふざけてンの…!!」

「いや、マジ、ジョーカー探偵事務所の所長さ! ハッハハ……」

 ドヤ顔で笑った。


「探偵……!?」

「本名は……」

「え…、ッとねぇ……馬場だよ……」

 徐々に声が小さくなった。


「ふゥ~ン…! ババだから、ジョーカーなの!?」


「そ、とにかく仕事を依頼されて……

 このマンションに来たら、彼女……

 黒川杏璃さんが殺されてたって事さ……

 な、解っただろ!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る