ジャクリーンの腕への応援コメント
受賞作から来ました。
実はウチはこどもが生まれたあと、耳たぶが頭側に陥没していたのです。で、耳たぶを持ち上げて固定するために、義手や義足を作る工房みたいなところに行って固定するギプスを買った経験があります。あれは本当に尊いお仕事だなぁと思いました。
一人一人の欠損が違うので、調整は手作業。大量生産は望むべくもないので価格も高いのですが、ウチはともかくとして、こうしたものこそ安価でなんとか出来ないものか、と胸が潰れそうな気持ちになったのを思い出しました。
幸いウチの子はすぐに耳たぶもぴょこんと出たので、今ではマスクもメガネも問題なく使えますけどね。
文体も世界観も美しいので受賞も納得です。
おめでとうございます。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
お子様が健やかに成長されているとのこと、お喜び申し上げます。
身体を補う機具を実際に必要とした方、そのご家族からのご感想は重く、また、そういった方にも楽しんでいただける作品になっていましたら嬉しく光栄に思います。
人間と機械の未来が明るいものであればよいと願うものです。
ジャクリーンの腕への応援コメント
こんにちは~。お邪魔いたします。
受賞おめでとうございます!
「驚かされた」のはクリフばかりでなく読み手も……という感じでしょうか。短編の中に次々と出てくる驚きの連続と、アンドロイドに対する絶妙な感情の入れ方がお見事です。単なる師弟のやり取りではなかったところが面白いアイデアですね。とても勉強になりました★★★
作者からの返信
お読みいただき、また、お祝いのコメントをいただき、ありがとうございました。
読んだ方に二度驚いていただけるように構成したつもりです。「ひっかかって」いただけましたら作者冥利に尽きます。人間の目はアテにならないもので、だからこそ良い、のかもしれませんね。
ジャクリーンの腕への応援コメント
カクヨムWeb小説短編賞の受賞作とあって、どのような作品なのかわくわくしながら読みました。
冒頭から世界観に引き込まれ、クリフとジャクリーンの思いがけないラストに胸が熱くなりました。そう遠くない未来を見ているような気がして、色々と考えさせられます。特にクリフの失敗談は忘れられません。少女の痛みが痛いほど分かる語りだったので、より印象に残りました。
この作品をきっかけに差別と偏見が消えていけばいいなと思います。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
人と機械の関わり方は様々な未来が考えられるのでしょうが、ジャクリーンの「私は私」の精神をいつでも持っていられたら良いと思います。本人だけでなく周囲や世間にとっても、機械は異物ではなく個性になれば、と。
少女に対して残酷なことを言ってしまったクリフも、これから人との接しかたを学べるのかもしれません。
人と機械が共存する世界を想像していただけましたら幸いです。
ジャクリーンの腕への応援コメント
すごく良かったです。
驚いたと同時に、芸術に対する目や耳は、先入観や思い込みにずいぶん汚されている事に気付かされました。
近い未来、義肢はそんなに珍しいものではなくなるでしょう。
そんな時代に自分たちはどう向き合うのか、そんな重いテーマなのに、清々しい読後感。
素敵な物語をありがとう御座いました。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
人間の感性は素晴らしいですが、感情を持つからこそ目が曇ってしまうこともあると思います。機械の芸術を正しく評価できるかどうか、が今後の人間の課題かもしれないし、正否で考えること自体が間違っているのかもしれません。
近づいているかもしれない未来に思いを馳せていただければ幸いです。
ジャクリーンの腕への応援コメント
文章も素敵でしたが、内容も面白く、驚かされました。近未来、このような心のこもった交流ができる世界になればいいな、と考えさせられました。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
機械の作った芸術に対して、現代の人間はまだスタンスを決め切れていないですが、上手く付き合えるようになると良いと思っています。