いつだって


 今は見えてないだけだね


 大丈夫

 怖くないさ


 僕は、ここにいるよ――




【いつだって】




 意識にまとう

 ふかい 霧の闇


 手を伸ばす


 気怠いけれど


 その場所は

 ここより あたたかいから



 目をふさぐ まっくらやみで


 ふいに

 気がつく


 つかんだものは


 はじめから

 僕の てのひらに



 気づかなかった


 いつだって


 与えられてたのは


 カタチのない

 君の優しさ


 だから


 闇の中 凪いだ心で


 瞳を閉じる



 また明日 君に会うために

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