第2話 封印
西暦2100年20世紀から人類を悩ましてきた地球温暖化
地球人類はついに決断をした。
国際連合改め、地球連合を西暦2050年に発足
新連合の制度も各国が平等に発言会議ができる形に大幅に変更された。
第二次世界大戦後の世界秩序からできた機関は新たなスタートを切った。
地球連合は長らく人類を悩ましてきた地球温暖化異常気象への対応について、
長いこと旧体制から人類が努力したきたものの根本的な解決には至らなかった。
そこで西暦2100年8月の会議において、現在の科学を捨て、19世紀のレベルに落とすことを全会一致で決定した。
それは段階的に行われ、西暦2200年完了をみた。地球連合は西暦2100年までの技術を封印し保管することになった。
西暦3200年人類社会は19世紀のレベルのまま1000年経過し温暖化及び異常気象は落ち着いたかに見えたのだが・・・・
再び異常気象が地球規模でを席巻しはじめていることに気づくものは少なかった。
天体観測も再開されたが、太陽系の各惑星が太陽に落ち込みを続けていることに気づくことはなかった。
残された選択肢は1000年封印してきた科学技術をまず復活するしか手段は残っていなかったのだが・・・・
・・・・・・・・
更に1000年後太陽系に、異星人の自立大型無人探査機が太陽系外から到着した。
「我々とは別の星系に到着、岩石惑星1、残りは巨大ガス惑星3つ・・・」
「生物の痕跡確認できず・・・」
「報告完了!本機は中継器をこの星系に設置後次の探査星系に向かう」
人類は再び科学技術至上主義的な発想は起こさなかった。
ただ心の豊かさだけは持ち続けて、地球と運命を共にしたのだった。
唯一残った岩石惑星火星に人類が封印した技術を残した自己修復型スーパーコンピュータAI(あい)だけが残されていた。
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