あじさいと蛙

あじさいから感じる

淋しい視線


薄暗い縁側に座り

何に涙を流すの?


風鈴が悲しい音色を奏で

時間ときは静かに流れる


あじさいの葉から月を仰ぐ蛙は

雨を恋しがって鳴いている


明日は降る

きっと降る


あじさいと蛙のために

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