第21話 愛の成就という太陽で照らして

あの人に恋した時はもう


私の心は閉ざされていたわ、あの人が

鎖を掛けて鍵を掛けたの 想いが

遠くへ連れ去られていったわ


飛び立つ鳥のようにあなたを

追っていきたかった


流星のようにあなたの

後を追っていきたかった


毎夜綴る言葉は消えて

あの人の心へ染みていたらと願っても


とてつもなく長い時間が過ぎても


あの人の心掴めず堆積するチリのようで


自らの言葉の非力に崩れ落ちる涙


あの人よここへ

私の側にいて欲しい


あの人の想い知りたい

白い鳩になって


オリーブを届けたいあなたに


私の代わりにあの人へ平和の

想い届けたい代わりに


私の想いを告げて


この洪水を静めたいの



地球と言う揺りかごの上で


出逢った恋の涙の洪水を


愛の成就という太陽で照らして

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