第15話 女は尻なのか
「アンタたち、面白いね。お前さんがリーダーなんだろ?」
ニヤニヤしながら問いかけてくる美濃。
「三谷から奪うつもりなんだろ」
何を奪うというのだろうか。
「意味が分かりません」
「だから、アレだよアレ」
「マジ意味不明なんですけど」
「ふーん。そうか。まあ、足元をすくわれないよう気を付ける事だな」
「それどういう意味ですか?」
「夜道に気をつけろ。それと転校生だ」
夜道と転校生。
誰かが私を襲うかもしれないって事?
転校生って誰よ。
私が真剣に考えているのを見て美濃は部屋を出ていった。
超絶形の良い尻が左右に振れるのを見てふと思った。
やっぱり女は尻だ。
胸じゃない。
その日は暗くなる前に帰宅した。
星子も一緒だ。
その日は何事もなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます