甘い物で心を満たす幸せが、家族の幸せに直結する物語を書きたかったので、その幸せのためにまっすぐに生きる和生の姿を描いたつもりです。
この話を見て、幸せのおすそ分けができたなら良かったです。

昔から秘めていた野望をついにお披露目ってシーンなのですが、和生の中には断られたらどうしようって考えはありません。口説き落とす展開も書いてみたかったですが、佳志はこの時点で既に分岐のないレールを走らされていました。

最近、群馬の水上で食べたクリームどら焼きが美味しかったので、今作のキーアイテムとして使ってみました。単に自分が食べたいと思ったからとも言います。

この年頃だとこんな反応するんだろうなって想像しながら書きました。
和生が昔より可愛くなって驚いている状況なのに、佳志の方も負けじと可愛いぞって思ってもらえたなら嬉しいですね。