年末、大掃除の際 この相棒(マグナム)から、火を噴かせたい

下記の様な文体、文章能力に憧れる

――――――――――――――――

コイツに出会うまでは、色々、試したさ。

バス・マジックリンは勿論、カビキラーもルックも

スクラビング・バブルだって使った。


それでも落ちない。

落ちなかったんだ...... 汚れが。


擦ったさ...... もちろん。

そりゃあもう、汗が毛穴中から吹き出すくらいにな。


それでも灰色の汚れが残る。

俺に、一体どうしろ、ってんだ!?


結局、俺には、ウス汚れたバスタブが、お似合いなのさ......

そう思った。諦めていた。

「所詮は、俺の人生なんて、そんなモン」だってな。


だが、そんな時に、コイツの存在を知った。


しかし、925円だ。

こいつ1本で、バス・マジックリンが3本は買えるぜ。

俺には、高すぎる買い物さ。

あぁ、迷ったさ。俺には「高嶺の花」だって、諦めようともした。


だが、もう灰色のバスタブにはうんざりだった。俺は変わりたかった。


俺は、「俺の人生」を、変えたかったんだよ。

藁にもすがる思いだった。


決心した夜、

コイツをamazonで注文した。

翌日には、すぐに届いたよ。さすがamazonだ。だがソノ話は、また今度だ。

今はそう、コイツの話だ。


すぐに、俺は試した。注意書き通りにゴム手袋をハメてな。


使用方法にある通り、吹き付けて3分待った。

2分でも4分でもない。3分だ。きっかり3分。


恐る恐るスポンジで撫でてみた。汚れは落ちていない。

ガッテム。ちくしょうまた俺はしてやられたのか!?


すっかり打ちのめされたよ。

だが、レビューにあるアドバイスを読んで、一つ試してみたいことができた。


洗い流さずそのままさらにこいつを吹き付けてみたのさ。

今度は30分待った。長い長い30分だった。人生で一番長い時間だった。

再びスポンジで撫でてみた。


するとどうだ。

生まれたてのベイビーのような白いタイルが表れたじゃねえか!

思わず神に祈りを捧げたさ。俺は見放されてなんかなかった、てね。


俺の人生は、いつだって波乱万丈だ。

そう、“ウルトラ・ハード”なのさ。


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