第1949話 あの剣の事が分かり始めているようです

 皆さんは2022年の12月に奈良の富雄丸山古墳発見された巨大な蛇行剣を覚えてらっしゃいますでしょうか。曲がりくねった剣の全長は2メートル37センチもあります。2024年の3月にこの巨大蛇行剣のクリーニングが終了し、全容がついに明らかになったのだとか。


 剣を握る柄の部分に備えられた装具や剣の先端、その先に驚きの発見があったのだそうです。この巨大蛇行剣は古代東アジアでも最大の鉄剣で、作られたのは今から1600年前の『謎の4世紀』とみられているのだとか。蛇行剣が入れられていた鞘のものとみられる木も見つかり、鞘の痕跡が表面よりも多く広がっている事が分かったり、柄の部分に漆が確認されりしたのだそうです。

 他にも、巨大蛇行剣は『剣』と『刀』の特徴を併せ持つものだという事が分かったり、鞘尻の先の石突の新発見などにより、装具を含む剣全体の長さが2メートル85センチになる事が確認されたのだとか。


 研究作業は困難を極めているようですけど、研究者の皆さんは今一番イキイキしている事でしょうね。今後も様々な新発見がありますように。

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