第1362話 現代語訳、いいんじゃね?

 皆さんは過去の海外の名作を読んだ事がありますか? 名作は話は素晴らしいのですけど、訳されたのが昔だと、今ではちょっととっつきにくい感じになっていたりするものもありますよね。古臭く感じて敬遠する人もいるかも知れません。

 そこで、小学館がその問題を打破しようと動き出しました。


 小学館で出版予定の『小学館世界J文学館』に掲載される著名な文学作品が、今の子供向けにリズムを重視した新訳になるそうなんです。

 例えば『若草物語』。1972年版は「だって、おとうさんは、いま、いらっしゃらないじゃないの。それに、いつお帰りになるかも、わからない」とあるのが、新訳では「お父さんはいま、いないじゃん。しかもしばらく会えそうにないし」と変更。


 この現代語訳が今賛否両論になっているようです。やはり昔この訳に触れた人が反対しているみたいですね。私は本に『現代語訳です』って明記するなら構わないと思います。それが欲しい人しか買わないでしょうからね。

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