日刊ネットＤＥ小ネタ（不定期）

第1027話 一周回って新しいのかな

　皆さんは切手収集をしていましたか？　昭和の小学生の中にはそれを趣味にしている人も割りといたようです。スネ夫も趣味にしていましたし。ただ、切手がメジャーでなくなって、収集を趣味にする人も減っていったのではないでしょうか。

　そんな切手収集が今、一部地域で静かなブームになり始めているようです。

　東京の町田市の児童館『子どもセンターぱお』では、毎月切手教室を開催しています。子供達は地域住民から寄せられた使用済み切手を水に浸してはがし、好きな切手を思い思いに貼っています。それで作るしおりが人気なのだとか。

　この教室に来るまで切手に触った事がなかったと言う子も多いのだそうです。

　町田市によると、切手教室は２０１９年の６月に市内の切手収集家の提案で別の子どもセンターで始まり、昨年から２ヵ所に増えたのだとか。

　今の子は切手に馴染みがないからこそ、逆に一周回ってそれが新鮮なのでしょうね。切手の魅力に気付いた子が手紙文化を継承してくれたら嬉しい話です。