日刊ネットＤＥ小ネタ（不定期）

第986話 またひとつ時代が流れていくよ……

　皆さんは電車には乗りますか？　電車の名物のひとつに中吊り広告があると思います。他に見るものもなくて退屈な時についつい見ちゃいますよね。この昭和時代から続く文化がどうやらピンチになっているようです。

　この業界トップの『週刊文春』が、８月２６日発売号(※執筆時)を最後に電車の中吊り広告を終了するんですよ。中吊り広告は締切が本誌より少し早くて、その間に何かスクープが出たら広告と本誌の内容がずれるのがキツいとかそれを理由にしていますけど、じゃあ何故今まで続いていたの？　って話にもなりますよね。

　そもそも、近年雑誌の中吊り広告は減っていたのだそうです。雑誌不況も理由のひとつでしょうけど、広告効果が薄くなったのが一番の理由ではないかと思うんですよね。だって今、退屈になったらスマホを見ればいいんですもん。文春がこの分野から撤退するのも、それが本当の理由なのではないでしょうか。

　経済的必然とは言え、長年続いた文化が消えるのは少し淋しい話ですね。