第619話 埋めたが梅田の地名の由来ってマジ?

 大阪に梅田って場所がありますよね。あるんですよ。割と有名だと思いますけど。で、そこで発掘調査をしていたら人骨が1500体以上も見つかったのだとか。お盆にこんな話題が出るなんて、まるで因縁めいたものを感じますよね。


 大阪市教委と市文化財協会が発掘調査で見つけたのはJR大阪駅北側再開発区域『うめきた』にあった江戸~明治時代のお墓『梅田はか』。

 市内でこれほど多くの埋葬跡が一度に見つかるのは初めてで、全国的にも珍しいものなのだとか。ここは庶民階級の墓とみられ、今後は骨を調べたりして葬送文化や生活環境などを詳しく分析するとの事です。


 梅田墓は大阪に7カ所あった『大坂七墓』のひとつで、近松門左衛門の浄瑠璃『曽根崎心中』や『しんじゅうてんの網島あみじま』などにも登場するそうです。有名な場所なのですね。

 再開発のための調査で見つかったこの遺体達、調査が終わったらまた埋め戻されるのだとか。勝手に掘り起こしたのですし、大切に扱われて欲しいところですね。

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