日刊ネットＤＥ小ネタ（不定期）

第414話 世界中が働いたら負けに……

　働く意欲がない人をニートと呼ぶようになってもう何年経つのでしょうか。この言葉が生まれた当時は日本特有の現象のように言われてきました。働いたら負け……みたいな言葉も生まれましたっけ。

　しかし、このニートの出現、決して日本だけの現象ではなかったのです。

　国際労働機関（ＩＬＯ）は、世界の１５～２４歳の若者の内、２２％が「ニート」状態となっているとする年次報告書を発表しました。仕事や通学をせず職業訓練も受けていないこの年齢層の若者が、世界で約２億６７００万人もいるのだそうです。

　まぁ、この中で働く意欲すらない人の割合になると、もっと低くなるとは思いますけどね。そうして、日本では中年のニートおじさんも増えているんだぜ。

　報告書では働けてもすごく低賃金だったり、失業率がむっちゃ高い言う報告も続くのですが、世界全体が不景気になっていると言う事なのですねぇ。困った話です。