第377話 109年の歴史に幕……

 多くの人々の夢や色んなものを運ぶ船。船は太古の昔から重要な交通手段でした。しかし、橋が出来ればそこで船の役割は終了します。これもまた時代の流れと言えるでしょう。歴史ある航路もまた、例外ではありません。

 今年、あるお馴染みの航路が109年の歴史に幕を降ろしました。


 高松市の高松港と岡山県玉野市の宇野港を結ぶ宇高航路が、12月15日(※執筆時)を最後に運航を休止しました。瀬戸大橋の開通で利用客が減少したためで、本州と四国の間に橋がなかった時代から人と物の往来を支えた海路は、明治期から数えて109年の歴史に幕を降ろしたのです。


 惜しい! 後1年頑張っていれば110年だったのに。ただ、それが出来ないほど赤字が膨らんでしまっていたのでしょうね。残念です。最後の日には思い入れのある人で満員御礼になったのだとか。

 船の旅もいいものですけどねぇ。橋とは別に観光で人気があったならきっと続けられたのに、現実は厳しいものですなぁ……。

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