第125話 今の時代の原稿は70年後、存在しているだろうか

 今の作家さんはほぼ100%と言っていいくらいデジタル原稿ですよね? 文字を入力するだけですし、手書きの人は手書きに慣れ親しんだ人達だけではないのでしょうか。

 こうなると昔の文豪先生のような遺稿が見つかった、とかそう言うニュースもなくなるのかなと思います。


 と、そう思ったのも、作家、太宰治(1909~48)の代表作のひとつ「お伽草紙とぎぞうし」の完全原稿が見つかったと言う記事を目にしたから。

 この作品は「こぶ取り」「舌切雀したきりすずめ」など日本の昔話を元にした作品集。戦時下に執筆され、終戦直後に単行本が出た後に原稿が行方が分からなくなっていたのだそうです。

 この生原稿ですが、4月6日から東京都目黒区の日本近代文学館で公開されているのだとか。興味のある人は是非に見に行ってくださいね。


 私達の原稿はほぼデータの中にしか存在していません。なくなったらゼロです。一応は印刷しておいた方がいいのかなぁ。素人の文章なんてただの自己満足ですけど。

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