第3話


ある日、1人の男がやってきた

彼はナイフを突きつける

君に手を引かれ外に逃げる

外には村の人達

2人に向けられる恐怖の目


走る走る

ひたすら走る

全てがスローモーションに


君がゆっくり倒れていく

鮮やかな赤を滲ませながら


いやだいやだと私は泣く

いっぱいいっぱい私は歌う


雨は強くなる

私のいけない感情は村の人達へ

それを最後の力で止める君


「君の魔法は人を傷つけるものではないよ」


願う為に歌う

私は必死に歌う


そして私は禁忌を犯す


































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