第56話サバイバルライフ


新たな仲間を迎えてから半年が経った。




あれから雅也は新撰組の誰とも進展が無いヘタレプリは今だ健在だ。




あれから3ヶ月後に対策本部を大島に移し閣僚や幕僚達は大島に行った。




立川基地と米軍基地には田畑を作り移住を希望しない人達が残った、しかし立川と米軍に居る人達は意見の相違により仲が悪い、俺達も米軍基地とは連絡を取り合うが立川とは疎遠に成った。




あれから拠点は何故か大曽根村といつの間にか命名され俺が村長に成った、俺達はこの半年はダンジョン攻略せず、戦力増強の為に防衛部隊希望者のレベル上げと肉の確保と広範囲の物資探索に当たっていた。






工作機械や住宅建材や農業機械等かなり色々な物資を集めた、村も防衛部と農業部と生産部と料理部と管理部に仕事を分担した。




農業部は農業試験場の研究員の林さんをリーダーに農業試験場から種子を拝借してダンジョンで色々な作物を作り始めた、ダンジョンは不思議な事に南国の作物も寒冷地の作物が同じ場所で育つ、林さんもサトウキビの隣にホウレン草が育つ事が不思議らしい、農業部もほとんど素人集団だがダンジョン内は害虫の発生も無く無農薬で肥料も必要無く、農業機械も有るので問題無く収穫出来ている。




畜産も牛はまだ少ないが順調に増えている、豚と鶏は驚くほど増えてもう少ししたら雄は肉に加工する予定です。




生産部は沖田のオヤジさんをリーダーに建築、武具製作、メンテナンスに別れ作業をしている、鍛治小屋も今じゃ小屋と呼べない広さに成った、石川姉弟が魔石を使った新たな武器も開発でき新撰組だけだが新たな魔石の能力を持つ武器が完成した。




建築も新たな住宅も建て旅館で暮らすのはトラウマを抱えた人や介護が必要な人だけに成った。




メンテナンスは各種機械や車輌や住宅等のメンテナンスを行っている。




造成は相変わらず人間重機の俺と本物の重機で行っている。




料理部は館長の奥さんがリーダーにつき、パン作り、朝昼晩と週末限定居酒屋をローテーションで当たっている。




管理部は俺が村長兼務でリーダーをしている、管理部はアイテムボックス内の管理と武具の管理がメインだ、皆俺よりアイテムボックスの中身を知っている。




防衛部は斉藤のオヤジをリーダーに拠点防衛と資材回収とダンジョン攻略を仕事にしているがまだまだ攻略する程の力は無いのでレベル上げがメインだ、隊員は他の仕事と兼務してので交代で付いている。




他のにも館長の診療所や美容師の綾香さんの美容院や野田さんの歯医が有り村は充実して来た。




若い男達は女子高生と仲良く成りたいが生産部の鍛治以外誰も来ず未だに警戒され誰も仲良く慣れず、結婚してる若い職人の夫婦にいじられてる、髭を生やしていた奴は髭を剃られたのに顔が怖いと言われ落ち込んでいた。




(焦らずじっくり親交を深めて欲しい、そんな俺も仲良く成りたい)




そんなこんなで俺達はサバイバルライフを送っている。




俺達は気づいていなかったが、そんな事をしている間にも都市部のモンスターは生息域を拡げていた。




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