第44話石川姉弟再び


朝からマリアがダンジョンに狩に行こうと言い出した、マリアは一人でたまに散歩に出掛けてるが、皆で出掛けたいらしい。




皆に相談したところ、先日行ったレベル13のダンジョンは不評でスケルトンダンジョンは自衛隊員やうちの人間のレベル上げの為のダンジョンに成っているから行けないのでちょっと遠いいが昭島のレベル11のダンジョンに行く事に、ただ勝手に行く訳には行かないので、連絡を取ろうとしたところ、絶妙のタイミングで向こうから連絡が来た、何か有ったかと思ったが伝えて来た話しに笑えた、なんと石川姉弟がC-1輸送機に乗って、刀匠達が作った刀と一緒に来たらしい、石川姉弟に話しを聞くと頭の固い爺共と仕事がしたく無いから俺のところに来たいらしい、道場で寝泊まりする人も皆、家は出来たし来てくれると俺も助かるのでOKした、ただ自衛隊をタクシーに出来ないのでダンジョンの予定を変更して立川基地に行く事に。




ついでにダンジョンの件も聞いたら是非とも攻略してくれと言われた。




奥様方に行くならパンを持って行ってと渡され、若い衆から果実を渡され、先日の魚と小麦粉のお礼らしい、パンもいろいろな惣菜パンを作ったから避難所の子供達も喜ぶだろう。




翌朝早くに行く気満々のマリアが仕方なく連れて行く事に。




WAPCで立川に向かうと依然に比べマリアが居るからなのかモンスターが少ない、立川では安全エリアを広げ基地周辺施設を使いだした話しは聞いているので人間の活動エリアが広がるのは嬉しいが元の世界には戻れないだろうな。




立川に着くと自衛隊員が先にマリアの事を説明してくれていたが、避難所は逃げ惑う人、金網にしがみついて歓迎する人で大騒ぎ。




基地に入ってもビビる隊員と先日会って写真まで撮った隊員と違った反応を楽しんだ。




総理も忙しそうだったので、石川姉弟を呼んで貰い帰ろうとすると、隊員がマリアと写真を撮らせて欲しいとお願いされ。




隊員にパンや果物を渡していると、前に総理と一緒に来た強者議員が近づいて来て。




「大曽根くんいつも悪いね、お礼しか言えないが勘弁してくれ、何かしてあげたいが今の政府には余裕が無い、大変だと思うがこれからもよろしく頼む」




それだけ言って去って行った。




隊員に聞くと娘さんは連絡が取れたが、奥さんと息子さんとは連絡も取れず、家に隊員を派遣する話しも有ったが特別扱いするなと断り、職務に邁進してるらしい、他の議員が特別扱いしろと騒ぐ中、口は悪いが尊敬出来る議員だと教えてくれた。




石川姉弟に会い帰る事に、帰りは昭島のダンジョンを見てから帰る事に、帰りの車の中で石川姉弟に刀を見せるとデコった刀を見て悲喜っていた。




昭島のダンジョンも封鎖されて出てくるモンスターは重機関銃で退治して封鎖しているようだ。




帰り道も自衛隊員は見るがモンスターは少なく安心していると、ナビか封鎖だけでダンジョン内のモンスターを狩らないと氾濫がまた起きる警告を聞いた。




車の無線が届く範囲だったので基地に連絡して、対策して貰う事に。




今はかなりのダンジョンを封鎖してる、また氾濫が起これば各地の避難所にも被害が及ぶし、北海道も心配だ、自衛隊員もかなり強い人も居るがまだ少ない、俺達も命を掛けてまでダンジョンに潜る気には慣れない。




俺達の拠点で問題になるダンジョンは4ヶ所だな、昭島、青梅、福生、羽村だな、福生のダンジョンはレベル22だとても今のままじゃ攻略は出来ないな。




低い順に回ってレベルを上げるしかないか、後は自衛隊員に低層で間引いて貰って、俺達もマリアにも手伝って貰ってやれる範囲でやるしか無いか。




俺以外もレベルが解れば良いが解らないからしょうがない、俺もレベル26だが、ナビに聞くとレベルだけでは強さは解らないがレベルが上がれば強く成り身体能力は上がるが、個人差が有りレベルが高いからダンジョンが攻略出来るとは言えないらしい。






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