第5話 人生初の告白
そして続けて信じられないことを目の前の超絶美人の詩音さんは言ってのけたのだ。
「私がきっと君のことを一番好きだな。
一番のファンって一番目じゃなくて一番思ってるってことだよ?」
なんですとー?!
イチバンオモッテル。
そんなこと言われたことない!
オレはからかわれているんだ!
ゼッタイ!
ここは何部だ?
ドッキリクラブか?
それとも演劇部か?
オレの頭と心は人生初の嬉しい! 天にも登る気持ち! と。
だまされないぞ! きっと嘘に違いない! という警戒心の二つの相反した気分で大パニックになった。
ついには頭の中でバックミュージックがかかっている。
大コーラス部隊が歌い踊る。
♪ハーレルヤ ハーレルヤ ハレールーヤー♪
オレの頭の中がお花畑になって天使が飛び回る。
天使のラッパが鳴る。
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