文体というもの

 人称ではなく、文体です。



 意味するとことは、文章の表現形ですね。




 皆さんいろいろと、個性的な文体の方もいますし、いたって普通という人もいます。




 これをずっと同じにすることが難しい。

 小説を書くうえでこれが一番困難なのではとさえ思います。




 例えば、一人称で別れの場面を書いてみると――



 僕は彼女の姿を目に焼き付けようと、別れを告げるまでずっと見つめていた。

 ひっふーやっぱ、かわいいなー。これで最後とかやだなあ。やだ、やだ。



 なんて小説があれば、焼き捨てます。



 それが面白いなら別に良いと思いますが、こんな極端な例でなくても、文体ずれていくとなんか白けてしまいます。



 なので、そうならないようにいつも気を付けるのですが、ずっと同じ文体を書くってつらいんですよね。



 なので、このエッセイを書くのはいい息抜きなのです。

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