第293話

 謎の侵入者は、弁護士の桐山 アキラだった。

「申し訳ない… お嬢様!!

 こんな遅くに……」

「……」アタシは無言で睨んだ。


「おめでとうございます! 包帯が取れたようで……」

 ようやく落ち着いてきた。

「……」

「手術も成功したと聴きました。良かったですねぇ… 元通り、綺麗な顔になって……」

 元通りか、どうかは怪しいが……

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