第256話 ルナ……❗❗
彼と目があった。思わず、ドキッとした。
相変わらず、眼鏡をかけたイケメンだ。しかしどこか冷たい鋭利な刃物のような視線を向けていた。
「ッで、どうかな…!!
具合は……」
彼はそこで、一拍置き、アタシを抱きしめるように耳許で囁いた。
『ルナ……!!』
「う……ッ❗❗❗」
アタシは小さく喉を振り絞るみたいに唸った。
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