第168話 スマホを持ってない

 ショップのトイレの中で二人は着替えた。

 まるで、仲の良い姉妹のようだ。

「ねぇ…、スマホを持ってないって、本当……!?」

 着替えながら、レイラが信じられないと言う顔で訊いてきた。


 そりゃァ、そうだろう。

 今どき、女子中高校生でスマホを持ってないヤツなんか超レアだ。


「あぁ…、悪いかよ……」

 恥ずかしくなって怒ったように唇を尖らせた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る