第157話 龍崎レイラ

 横浜市中区にある万堂の屋敷の周辺で矢作やはぎと冨田は『龍崎レイラ』の事について聞き込みをしていた。



 だが、思ったような成果は得られない。



「ちょっと……矢作ハギさん! これ、見て下さいよ!!」

 若手の刑事、冨田がタブレットを見せた。



「あン…!!」


「龍崎レイラのインスタです!」

 お嬢様らしい美少女が映っていた。



 ピアノを演奏する黒髪の美少女だ。



「フゥ~ン、これが、ホンモノの龍崎レイラか…!?」

 矢作は眩しそうに見つめた。






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